こんにちは。 ゴールデンウィークが明け、街にも職場にもいつもの日常が戻ってきましたね。長いお休みの後は、気持ちの切り替えにちょっと時間がかかる…という方も多いのではないでしょうか。
「本当はもう少しこうしてほしいけれど、角が立ちそうで言えない」 「会議で意見を求められても、否定されるのが怖くて口を閉ざしてしまう」
職場という場所では、どうしても相手との関係性や立場を考えてしまい、自分の本音に蓋をしてしまうことがありますよね。
実は、私自身もそうでした。 以前、職場で意見を求められたときのことです。責められているわけでも、難しいことを聞かれているわけでもない、何てことない場面。それなのに、いざ話そうとすると喉がキュッと締まって、なぜか泣きそうになってしまったことがありました。
「どうしてこんなに言葉が出てこないんだろう」と情けなく、心細い気持ちでいっぱいになったことを、今でも鮮明に覚えています。
だからこそ、いま「言いたいことが言えない」と悩んでいる方の、胸が詰まるような思いが痛いほどよく分かるのです。
安心感は「小さなやり取り」から生まれる
最近よく耳にする「心理的安全性」という言葉。 これは、誰もが否定される不安を感じることなく、自然体で発言できる状態を指します。Googleが行った組織研究で注目された概念ですが、規模や業種を問わず、あらゆる職場のパフォーマンスに深く関わることが分かっています。
でも、いきなり「何でも言い合えるチーム」に変えるのは難しいものです。特に、一度でも「話しにくい」と感じてしまった場所では、勇気を出すのにもエネルギーがいりますよね。
そこで、今日からできる「小さなきっかけ作り」を、キャリアコンサルタントの視点からご提案します。
まずは「聴いています」というサインを送る
言いたいことが言える環境を作る第一歩は、実は「自分が話すこと」ではなく、相手の言葉を「丁寧に受け止めること」から始まります。
人は「自分の話を受け止めてもらえた」という安心感があって初めて、少しずつ心を開くことができます。 例えば、相手が話しているとき、少しだけ手を止めて体をお相手の方へ向けてみる。話の合間に「そうなんですね」と深く頷いてみる。もし余裕があれば、「それは大変でしたね」「もう少し聞かせてもらえますか?」と、相手の言葉を一歩先へ引き出す一言を添えてみてください。
これだけで、相手には「あなたの言葉を大切にしていますよ」というメッセージが伝わります。そして巡り巡って、その丁寧さは自分が話すときの安心感として返ってきます。
挨拶に「一言」添えてみる
もう一つのヒントは、挨拶の温度をほんの少し上げることです。
「おはようございます」の後に、「休み中はゆっくりできましたか?」「最近忙しそうでしたが、お休みで少し充電できましたか?」と、相手を気にかける小さな一言を添えてみてください。 この「業務に直接関係のないやり取り」の積み重ねが、いざというときに本音を言いやすくするための、心のクッションになってくれます。
なぜなら、人は「この人は自分のことを見てくれている」と感じる相手にこそ、本音を話せるからです。雑談や小さな気遣いは、決して「無駄話」ではなく、信頼関係を育てる大切な土台なのです。
おわりに
「言いたいことが言える」職場への道は、特別なスキルではなく、こうした日々の小さな丁寧さの積み重ねから作られていくものです。
かつての私のように、言葉に詰まって泣きそうになってしまう夜があっても、どうか自分を責めないでください。 まずは自分自身に「今日もお疲れ様、よく頑張ったね」と、やさしく声をかけてあげてくださいね。
あなたが安心して、自分らしく働ける毎日を、いつも応援しています。
「職場でのコミュニケーションに悩んでいる」「チームの雰囲気をもう少し良くしたい」と感じていらっしゃる方は、ぜひ一度ご相談ください。
社会保険労務士・キャリアコンサルタントとして、職場環境や働き方のお悩みに幅広くお応えしています。 まずはお気軽に、お問い合わせフォームからどうぞ🌱

